環境問題は我々の日々の生活、経済活動の結果として生じています。その意味で、環境問題を理解するためには、ある種の経済学的な視点が必要になります。環境問題がなぜ、どのようにして発生したか、それがいかなる性格を持つ問題なのか、そしてその解決のためにはどのような処方箋が存在するのかについて、経済学の分析ツールを用いて読み解いていきたいと思います。
そのためにまず標準的なテキストを輪読し、経済学が環境問題にどのように取り組んでいるかということを勉強します。具体的なテキストは、下記の文献リストの中から参加者と相談の上、選ぶこととします。
テキスト輪読の後は、個々人が自らの興味のある問題を見つけ、取り組むことにします。そのために環境問題を取り上げた様々な書籍はもちろん、新聞、雑誌、身の回りや自分の故郷などさまざまなところにアンテナをめぐらして、問題を見つけ、考えていくようにしてください。その助けになるよう、私が今現在取り組んでいるフィールド(高知県柏島、島根県三瓶山)についても、ゼミの中で紹介していくようにしたいと思います。
なお、皆さんが問題を見つけたとき、その問題に関するさらに詳しい情報をどのように収集するかが問題になりますが、本や雑誌論文・記事、インターネットなどを検索して関連情報を調べたり、現地実態調査を行ったりするなど、さまざまな手段があるかと思います。そのような方法についても、必要に応じてゼミでそれぞれ追求してみたいと思います。 |