| 副題 |
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| 担当教官名 |
新保輝幸, 三浦大介, 山岡耕作, 深見公雄, 神田優, 婁小波 |
| 担当教官所属 |
人文学部社会経済学科, 農学部栽培漁業学科, NPO法人黒潮実感センター, 東京水産大学水産学部 |
| 担当教官電話 |
非公開 |
| 担当教官E-Mail |
shinbo@cc.kochi-u.ac.jp miumiu@cc.kochi-u.ac.jp yamaoka@cc.kochi-u.ac.jp fukami@cc.kochi-u.ac.jp |
履修希望学生に 求めるもの |
高知県の海の生物、高知の海の環境、高知の海と人間・社会との関係に関心のある人、海と人の研究の面白さを実感したい人。 |
| 備考 |
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| オフィスアワー |
山岡:月曜5限 深見:水曜日3,4限,あらかじめ必ず連絡すること。 新保:火曜3限 三浦:金曜4限 その他の教官は、学外より非常勤で来ていただく方もいるので、講義終了後に。 |
| 学生相談場所 |
山岡:農学部4号棟2F水族生態学第1研究室 深見:農学部4号棟3F水族環境学第2研究室 新保:人文学部棟2F 210研究室 三浦:人文学部棟2F 212研究室 その他の教官は、講義終了後、講義室で。 |
| 授業テーマと目的 |
高知の海は黒潮により強く影響を受けていることがその特徴の一つである。それにより沿岸域では、緯度が高い割にサンゴ類の発達が顕著である。サンゴ類は、その生息場および摂食場所として、多くの魚類を引きつける。その様な場所として、高知県の西端にある柏島が注目され、近年多くのダイバーが訪れるようになった。しかし、そのことは海洋生物相の単純化、漁業者とダイバー間の紛争などさまざまな問題を引き起こす要因を含んでいる。
21世紀は、好むと好まざるとにかかわらず、「環境の世紀」であることは間違いのないところであろう。そこでは、「環境の保全とその持続的な利用」が、常に問われることになる。
この講義は、類い希な海洋自然環境を有する地元の高知県の海、その中でもとりわけ
豊かな柏島周辺の海を素材に、自然環境を保全しつつ活用していく新たな社会的な仕組みを実現していくための方法論について、自然科学的・社会科学的観点の双方から検討する。そのような具体的問題に対する調査・分析と、解決策の検討を通して、この21世紀的課題に答えていくための一つの道を示す。 |
| 授業計画 |
高知県の海の海洋生物の多様性と、それを支える海の環境について、まず生物学・生態学など自然科学の側面から講義する。 また高知県の海の中でも、とりわけ豊かな生物多様性を誇る大月町の柏島周辺海域に特に焦点を当てる。当該地域の概要と問題点をみたあとに、そこで起きている人と環境を巡るさまざまな問題点に我々がどのような解決策をとることができるのかという点を一緒に考える。 そのために、たとえば経済学の観点から柏島の生物多様性がどのような経済的価値を産み出し、また産み出された価値はどの程度の貨幣額になるかを考えたり、海を保全・管理していくためにどのような制度や法律が必要なのかということを法学の観点から議論したりする。その上で、可能な解決策について、漁業や「海業」といった産業のレベルと、NPOによるボランタリーな営みの二つのレベルで考えていく。
この授業は、本学の自然科学分野と社会科学分野の教員達で構成された共同研究の成果でもある。したがって、複数の教員がそれぞれ担当した研究につき、リレー講義形式で授業することになる。もちろん、それぞれ別個・独立の研究発表といったものではなく、それぞれが相互に関連している。折にふれてそのつながりに目を向け、最終的に標記の授業テーマが立ち現れてくるような構成を計画している。 また、希望者を募り、講義終了直後に柏島での現地実習を実施する。
なお、この授業の具体的な日程は以下の通りである(予定)。
4/18: 1. この授業のねらい(新保) /高知県柏島の海の魅力(神田)
4/25: 2. 土佐の海の環境(深見)
5/ 2: 3. 土佐の海の魚類群集(山岡)
5/ 9: 4. サンゴ群落のある海の環境(深見)
5/16: 5. サンゴ群落の魚類群集(山岡)
5/23: 6. 柏島の海をめぐる問題(神田)
5/30: 7. 土佐の海の環境問題と法・制度・社会(三浦)
6/ 6: 8. 柏島の海の法律問題: 権利関係と利用調整(三浦)
6/13: 9. 海業の振興と漁協の役割:柏島の海の保全と活用【上】(婁)
6/20: 10. 海洋の生物多様性の経済的価値:柏島の海はいくらか?【上】(新保)
6/27: 11. 海洋の生物多様性の経済的価値:柏島の海はいくらか?【下】(新保)
7/4 : 12. 海業の振興と漁協の役割:柏島の海の保全と活用【下】(婁)
7/11: 13. 柏島の海における環境教育とフィールド・ミュージアムの有効性(神田)
7/18: 14. 授業のまとめ:『土佐の海の環境をめぐるみなさんの質問に答える』(全教官)
7/25: 15. 試験
8/5-7: 番外 現地実習 (自由参加) 場所:高知県幡多郡大月町柏島 参加費用:2万円程度 |
達成目標 (達成水準) |
身近な環境保全は地球環境保全に結びつくが、単に個々人が考えをあらためるだけでは環境問題は解決することはできず、社会全体として新しい仕組みが必要なことを理解し実感できるレベル。 |
| 授業時間外の学習 |
科学において野外の現場を訪れる事は重要である。屋内における書物による学習の他に、柏島を訪問することも学習に繋がると考える。 |
| 関連科目 |
06321 : 生態系への人為的インパクト 06203 : 経済学でみる環境問題 06320 : 海洋深層水の科学 |
| 教科書・参考書 |
教科書:授業開始時にワークブックを配布します。 参考書: 黒潮の魚 2001 中坊他編 海游館 フィールド図鑑造礁サンゴ 1988 西平守孝 東海大学出版会 |
| Web テキスト |
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成績評価の 基準と方法 |
学期末に試験を行い、絶対評価で60点以上のものを合格とする。 ただし、随時行う質問カード(あるいはコメントカード)への記入等も、評価の参考にする。 |